こんにちは。
「ブラ旅47」、今週もはじまります!
大和グラビヤのブランディング企画室が日本全国47都道府県の旅に出る企画、
略して「ブラ旅47」!
全国各地の食べ物やお土産や工芸品・・・それらを作っている人たちとの出会いや、
その体験で感じたことや得たものを旅の記録として綴っています。
というわけで第2回目の旅は、みんな大好き京都!
京都府京都市の「梅体験専門店 蝶矢」さんに行ってまいりました!
蝶矢という名前を見てピンと来た方はいらっしゃるかと思いますが、
そうです!あの梅酒で有名なチョーヤ梅酒株式会社さんがつくられたお店なのです!
チョーヤ梅酒さんの梅体験専門店という今までにない新しいジャンルのお店をつくることに
至った経緯や想いを是非伺いたい!ということで10月某日お邪魔してきました。
(純粋にチョーヤ梅酒さんの梅酒のファンというのもあったのですが…笑)
京都駅から地下鉄で3駅、「烏丸御池」下車徒歩で約8分。
京都市の中心部にありました!観光にも最適です。
お…おしゃれ!!!
スタイリッシュな中にどことなく日本らしさも感じる素敵な雰囲気のお店です。
1.梅体験
着いてすぐに梅体験をさせていただきました!
手順としては
①ボトルサイズを選ぶ
②梅を選ぶ
③砂糖を選ぶ
④お酒を選ぶ
といった工程で選びます。
梅コンシェルジュの方からひとつひとつの工程を丁寧に説明していただけます。
(※梅コンシェルジュの方は社員から知識を学んだり、農家研修があったりと
梅の知識はトップクラスなのです!)
梅酒でなく未成年の方は梅シロップを作れるそうで、この日は修学旅行生のグループの
皆さんもいらっしゃっていて楽しそうに梅シロップを作っていました。
(修学旅行でここに来られるなんておしゃれ!素敵!羨ましい!)
そして「選ぶ」にあたり5種類の梅と砂糖は、梅シロップにしたドリンクを
全種類試飲させていただけます。
ずらっと並んだビンをひとつひとつ飲んでいくのですが…
飲めば飲むほど選べません!!!
梅は、完熟南高、鶯宿、有機南高、古城、パープルクイーン
砂糖は、氷砂糖、てんさい糖、こんぺい糖、有機アガペシロップ、はちみつ
試飲は出来ませんがお酒は、ウォッカ、ブランデー、ホワイトラム、ジン
梅は完熟南高は甘みが強い、鶯宿はあっさりめのお味だったりと梅によって全然味わいが
違うし、砂糖はこんぺい糖のように見た目が可愛いとかはちみつのまろやかな仕上がりも
気になるしで、さらに合う組合わせを考えだしてしまうと本当にキリがないのです…!
(なんと100通り!)
梅コンシェルジュの方いわく、この試飲のときに即決されるお客様は少ないそうです。
ですよね!!
そんなわけで人気の高い組み合わせでやらせていただきました!
完熟南高×こんぺい糖×ホワイトラム!!!
甘くてかわいい組み合わせ!!!
マイボトルシートというものに選んだものを記入していただけます。
梅のヘタを取り、梅とこんぺい糖を交互に入れていきます。
あっこれは映える予感…
そしてホワイトラム!
ビーカーに入ってまるで実験のようですね。ワクワク。
これで完成です!
こんぺい糖は15分くらいで色が抜け始めていくそうで急いで写真を…!
かわいい!!!
家に持ち帰ってからはリビング等におき、梅シロップは1週間、梅酒は2週間、
1日1回よく撹拌するそうです。
そして梅シロップは1週間、梅酒は1ヶ月で完成です!
混ぜるのを忘れてしまわないですか?という質問に対し、愛着がわいてくるので
大丈夫ですよ!手のかかる子だと思ってください。とのことでした。楽しみですね!
2.お店ができるまで
体験が終わったあとは「梅体験専門店 蝶矢」の事業責任者であり梅マイスター(!)の
菅さんからお話を伺いました。
菅さんは営業や製造現場での勤務を経験され、梅一筋20年のベテランの方です。
お店をつくられたきっかけをお聞きすると…
チョーヤ梅酒さんは梅にすごくこだわりがあり、梅酒の伝統的な製法を大事にされている
会社さん。梅、砂糖、お酒のみという無添加にこだわられているのですが、営業をされて
いる頃、多くの販売店さんは価格、宣伝等を重視される傾向にあり、そのこだわりが
伝わりにくく歯がゆい思いをされたそうです。
その後製造現場に入られて驚いたことが、一般に販売されている梅と全然違うような
品質の高い梅がたくさん入ってくることに社員でありながらすごく感動されたそうです。
これをお客様にお伝えしなければ!と梅の楽しみ方を知っていただけるような活動を模索
した結果、20~30代で梅酒作りの経験がない人が9割以上との事実を知り、文化を継承
していくかたちで体験型のことをやっていけたらということで今回の梅体験専門店を
立ち上げられました。
最初のころ、他所には無い新しいスタイルのお店ということで、社内には一部反対意見
もあったそうです。
しかし、元々チョーヤ梅酒さんは社員が家族のような会社。チャレンジが出来る社風と
いうこともあり、オープンの際には会社全体で応援していただけたそうです!
そして実際はというと、想像以上にたくさんのお客様にきていただき、さらに狙い通り
20~30代の女性が多く、ファミリーで来られる方も多いとのことです。
若い方が多いのは広告宣伝はしていないためSNSの口コミを見て来られるからだとか。
外国人の方は1割ほどとのことでしたが、まずは日本のお客様を中心に体験していただいて
いずれは外国の方にも日本固有の文化を広げていきたいとのことでした。
広告宣伝がないのにもかかわらず毎日予約がいっぱいというのもすごいことです!
あと京都にお店をおかれた理由も気になっていたのですが「日本の梅文化の継承」
という点で歴史ある京都がふさわしいとお聞きして、実際にお店が京都の街に
馴染んでいるのを拝見してしっくりきました。ぴったりですよね。
3.チョーヤ梅酒さんについて
105年前になんと葡萄農家からスタートしたチョーヤ梅酒さん。
ワイン造りをされてきましたが、欧州視察の際高品質で低価格の葡萄を作られている
のを目の当たりにし1959年に日本独自の梅酒で勝負していくことに。
当時は梅酒は家庭で作るものであり、1980年代後半に梅酒で生計を立てられるまで苦労
されたそうですが、それより前の1968年には海外への輸出を始め、現在もCHOYAとして
海外でも多く親しまれています。
チョーヤ梅酒さんと言えば梅!という発想しかなかったので、最初は葡萄農家という意外な
歴史や、梅酒のみで生計を立てられるまでココア、オレンジジュース、シャンメリー等の
商品も扱われていたということにも驚きました!
4.今後について
今後についてもすこしお聞きしました。
蝶矢さんは来年の春、鎌倉へ2号店の出店も計画しているそうです。
鎌倉も歴史を感じる街ですよね。
西の京都、東の鎌倉、そして通販で全国のお客様に梅を届けていきたいということです。
梅体験キットだったり、リピーターの方にとっては遠方でも繰り返し購入できるのは
嬉しいです。
あとはイベントや期間限定の商品等で若い方へ向けてもっと梅酒を広めていきたい
そうです。
もっとたくさんの人にこの楽しい梅体験ができる機会が増えると良いと思いました!
5.旅を終えて
帰りにはテイクアウト用のドリンクもいただきました。
秋限定の「梅アップルジュレティー」です!
華やかな秋の色のドリンクがとてもキレイです。
梅とグリーンアップルの相性ぴったりで爽やかな風味、
ゼリーの食感も楽しくて美味しかったです。
ごちそうさまでした!
そして今回いきなりの依頼にも関わらずご快諾いただいたチョーヤ梅酒さん。
梅への想いや歴史などをお聞きして、さらにファンになりました!
チェキを撮影していただき菅さんにメッセージも書いていただきました。
「梅を世界に!」
全力で応援させていただきます!
ブラ旅第2回目とまだまだ不慣れな取材でしたが、菅さんと梅コンシェルジュの皆さんも
暖かく迎えてくださり楽しい時間を過ごせました♪
本当にありがとうございました!
帰宅し梅酒を早速確認してみました。
こんぺい糖はやはり溶けかかってますがキレイ…
どうしても気になってしまい、1日2回くらいはゆらゆら混ぜて楽しんでいます。
飲めるのは約1ヶ月後・・・
待つのも楽しいのが梅酒づくりの醍醐味ですね!
——-取材協力—————————————————-
梅体験専門店 蝶矢
〒604-8117 京都府京都市中京区六角通堺町東入堀之上町108
CASA ALA MODE ROKKAKU 1F
烏丸御池駅(地下鉄烏丸線) 徒歩 7 分 / 烏丸駅(阪急京都線)、
四条駅(地下鉄烏丸線) 徒歩 8 分
営業時間:11:00 〜19:00
定休日:不定休 (年末年始・お盆を除く)
※梅体験は予約制
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次回は神奈川県!
箱根の町で美味しい料理を作りつつ珈琲の研究!?
お楽しみに!
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