部署と仕事内容を教えてください。

プリプレスには「版下」と「分版」の２つの工程があり、私は「版下」工程でグループリーダーをしています。「版下工程」では、お客様からいただいたデザインや、企画で作成したデザインを印刷が出来るデータにする仕事をしています。デザインをするわけではないのですが、裏面の表示をお客様の指示通りに作成したり、デザインが袋の形態として問題ないか、印刷や製袋が不都合なくできるかを確認している工程です。ちなみに「版下」の次の工程である「分版」は、印刷データの分色をする工程です。色見本を見て、フィルムで印刷した際に見本の色になるように調整していく仕事ですね。

入社するまでの経緯を教えてください。

もともと工業高校のデザイン科にいたんですけど、特にデザイン関係に就きたかったわけではありませんでした。その時にたまたま印刷関係の求人があって、学校の担任の先生が「ここいいんじゃない？」って紹介してくださって、「じゃあ行ってみます」って来たのが大和グラビヤでした。デザイン科にいたので、「印刷関係だったら学校でイラストレーターやフォトショップを学んでいたので、行ってもいいかな」くらいの気持ちで、全然印刷の知識はなかったんですけどね。

実際に働いてみて、仕事内容についてどう思いましたか？

めちゃくちゃ難しいです。知識も技術も必要で。私、１年前に初めて新人教育をしたんですけど、教えるのって本当に難しいんですよ。気をつけるポイントが、何年もやっていないと分かりにくいんです。お客様によって要望が異なるので、臨機応変に対応する必要があります。わりと技術職ですね。一人で版下を切れるようになるのにも時間がかかりますし、判断が出来るようになるにはもっと続けて数をこなさないと難しいんです。だから今でも分からないことも多いですよ。（笑）

では、反対に、楽しさややりがいを感じる部分はありますか？

自分が携わった商品が並ぶことになるので、「あっ出来てる！」みたいなのは、コンビニやスーパーに行くと感じます。（笑）やっぱり現物が商品棚に並んでるのを見ると楽しいですね。無事出来たんだっていう安心感もありますし。（笑）目に見える形で完成品が分かるので、それを見ると毎回嬉しいですね。

仕事をする上で、気をつけていることや心がけていることなどはありますか？

お客様から指示をいただいて商品を作るので、「お客様がどういう意図でこの指示を入れているのか」、「本当に作りたいものは何だろう」ということを毎回考えるようにしています。結構、適当な指示やデザインしかない場合もあるんですよ。（笑）なので「本当はこうしたいんじゃないか？」、「こういう意図なんじゃないか？」と、意図を汲み取りながら作っています。あとは、袋になったときに仕上りが綺麗になるように、丁寧に版下は作っています。なので、他社と比べてもデータが綺麗だと思います。そういうところで手を抜いていないですね。

Oさんがこれまで８年間続けてこられた訳ってなんでしょうか？

本当に、もう人間関係が良いに尽きます。皆さん優しいので、仕事でミスをしても原因を探って対策を立てて次に活かせるようフォローして頂けますし、じゃあもうちょっと頑張ろうかな･･･って思う毎日が続いて今があります。（笑）プリプレスは職場の雰囲気が良くって、いざこざなんかは全然無いので、過ごしやすく仕事に取り組みやすい環境だなと思います。派閥とかも全然無いですし。（笑）あとは、頑張ったら頑張った分だけ評価してくれる会社の体制もいいなと思っています。個人が頑張ったら、それに見合う評価をしてくれるっていうのがすごく良いところですね。

上司の方ともすごく距離が近いですね。

仕事をしているときはある程度緊張感のある雰囲気で切り替えてやっていますけど、それ以外のコミュニケーションはすごくラフな感じですね。（笑）対一人の人間としてちゃんと見てくれていますし、オンオフがきちんとしています。やるときはやるし、そうでないときは賑やかです。皆それぞれがコミュニケーションを取りやすいように気を使ってくれています。私とか、人見知りめちゃくちゃするんですけど･･･

えっ本当ですか？すごい普通に喋っていただいていますけど･･･。（笑）

これでも人見知り激しいんです。（笑）でも、入社当時もそんな私にすごく気さくに声をかけてくださって、だんだん打ち解けられました。なので、新しく入ってくる方もそのあたりは全然心配ないと思いますよ。